映画 「バベル」
アカデミー賞よりかなり遅くなってから日本公開された「バベル」見てきました。
モロッコ、メキシコ、アメリカ、日本を舞台に、ブラッド・ピット、役所広司らが演じるキャラクターが、それぞれの国で、異なる事件から一つの真実に導かれていく衝撃のヒューマンドラマ。『アモーレス・ペロス』のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督が、言語、人種、国などを超え、完成度の高い物語を作り上げた。名だたる実力派俳優たちが名演を見せる中、孤独な少女を演じ、海外のさまざまな賞に名前を連ねる菊地凛子の存在感のある演技に、目がくぎ付けになる。
モロッコを旅行中のアメリカ人夫婦のリチャード(ブラッド・ピット)とスーザン(ケイト・ブランシェット)が、突然何者かによって銃撃を受け、妻が負傷するという事件が起こる。同じころ、東京に住む聴覚に障害を持った女子高生のチエコ(菊地凛子)は、満たされない日々にいら立ちを感じながら、孤独な日々を過ごしていた……。
(「allcinema ONLINE」より解説抜粋)
(2006年/米国 148分 (2007.4.28 日本公開 RG-12指定))
(以下、ネタバレあります。)
モロッコ、メキシコ&アメリカ、日本の3つの舞台で一つの銃(ライフル)がもたらした一つの事件の繋がりを軸にしたヒューマンドラマです。
時間軸がぽんぽん飛び、最後にそれぞれの事件が結びつくという感じでストーリーは展開します。
解釈としては崩れていく「バベルの塔」なんだろうなぁと。見終わった後も何か心にずしんと残る辛くせつない映画でした。
これから鑑賞する予定のある人は、「楽しい」娯楽映画ではないことを片隅にでも置いておいて下さい。
日本サイドでは聾の女子高生の苦悩を書きたかったのでしょうが、「全体のストーリー」として絡める必要があったのか?と正直思ったりもしてます。
チエコの不可解な行為は、聾で耳が聞こえないし話も出来ない。でも人とのつながりを求めたい。私を見て、といったコミュニケーションを描きたかったのかなと思いますが、ぶっちゃけお父さん(全ての始まり。ライフル銃をあげた人)だけ出ればいい気も。
コミュニケーションを書きたいのであれば、確かにモロッコサイドはリチャードと現地通訳、リチャードと他のツアー客がかかれてましたけど、
となると、メキシコ&アメリカサイドはメキシコ人乳母と子供たち?
あ、そうそう。ニュースでもやってたので前もって知ってる人もいると思いますが、
中頃に出てくるクラブのシーンは凝視してはいけません。
ピカチュウ現象で具合悪くなります・・・私もですが、ピカチュウにも勝った同行友人が具合悪くなってましたorz
多分日本人が一番注目してるであろう、アカデミーノミネート女優・菊地凛子の演技は過激な挑発ありヘアヌードあり切れるようなまなざしもあり。
存在感は確かにかなりありました。
あとは、菊地凛子と並んでモロッコの兄弟(特に弟)の表情が子役か?と思わせられるほどすごかったです。
今後他の映画に出たときに注目してみるといいかもしれません。
以下、謎。
日本サイドで結局、お母さんは本当は銃で自殺?それともベランダから飛び降り?
チエコが最後に刑事さんに渡したメモの内容は?(ラブレター?)
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